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~富山県・上市町を訪ねて~1日目♪ [プチ旅行]

超久しぶりのブログです。
気づけば、もう秋。食欲のアキ――っヽ( ´¬`)ノ ワ~イ !!

しかし、この特別なひと夏の体験だけはブログに残しておかねば私のアキは始まりませぬ↓↓

この夏、富山県にある上市町(かみいちまち)という地を訪れました。
ここがとても魅力的な場所であるにもかかわらず、まだ観光地としては殆ど知られていないので、
上市に惚れ込んだ私としては、超微力ながらそのあまる魅力をお伝えしたいと思います╰(*´︶`*)╯

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東京駅から「MAXとき」と「はくたか」を乗り継いで富山駅に着いたら、電鉄富山線に乗ります。
そこから20分ほど、メチャ気分上がるローカル線の旅を楽しみつつ上市駅で下車。
迎えに来てくれていた友人の車で、とりあえずは宿へ。

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 大岩山日石寺の百段坂沿いには、創業100年以上の旅館やお食事処が立ち並んでます。
今回のお宿「旅館だんごや」さんは、本堂のもっとも近い場所にあります。
大岩山と言えば、富山県では言わずとしれたそうめん処ということですが、
特に「だんごや」さんのそうめんは、門外不出の出汁を使ってあり、美味なんだって♪ これは楽しみだ~

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お部屋に入ると、お団子とお茶を出していただきました。
さらしあんの心地よい甘さが身体を元気にしてくれます。

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宿の外にでればすぐに日石寺の本堂。
本堂すぐ横に六本滝があり、ここでの滝行体験が今回の旅の目的のひとつでもあります。o(^o^)o ワクワク
写真は六本滝の下手にある十二支滝。とても蒸し暑い日なのに、ここだけ空気がヒンヤリしていて気持ちいい。
っていうか、この大岩山日石寺の雰囲気。とにかく不思議なんです。
まるで夢の中にいるよう、といったらいいのか。いい「気」が流れているような。
いるだけで、幸せで、全てはここにあり、これでよいのだ、という気分にさせてくれる、そんな場所。
でもクマは早速撮影ポイントを探しに行ってしまったのか、しばし行方不明。どこ行ったんだ。

実は、カイさんがオケの合宿にいってしまったため、この旅はクマと2人なのです。
食いしん坊カイさんとの旅は、その日何を食べるかに始まり、明日は何を食べようかで終わる日々のため
同じく食いしん坊の私にとってはストレス皆無なんですが、今回は偏食大王のクマ連れというのが、、、
すでに私の気分を心なしか重たいものにしている。。どうなることやら。

まずは、友人のイチオシの食事処、「八十八(やとはち)」さんのある護摩堂へ向かいます。

上市町の最北東、標高450mあたりにある護摩堂は、その昔、人々は水に不自由していたそうな。
巡歴で訪れたかの弘法大使がそれを哀れみ、21日間断食と祈祷をした末に、龍神様が水神となって湧水が授けられたのがここ。

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弘法大使の杖で地面をコツンと突いたら湧出て以来、1200年余りも流れ続けている霊水。
この霊水は、さまざまな難病を救う「とやまの名水」として有名なんだそうです。

「八十八(やとはち)」さんは、このすぐそばにあります。
ランチはおためし懐石をお願いしました。

こちらのご主人は、京都で茶懐石・摘草料理、 東京で北大路魯山人の定宿、
またオーストラリアやニュージーランドの大使館などで経験を積まれた方です。
もの静かで知的な佇まいがあって、どことなく姜 尚中さんに似てる・・・

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こちらでのお料理は全てここの霊水を使用してつくられるそうです。
今年は雪解けが遅かったので、たけのこもまだ食べられます。

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このあと、ご飯とお味噌汁がつきました。
最後にどくだみ茶を出していただきましたが、身体に沁みわたる美味しさ。

山のどくだみを摘み、一週間かけて乾かし、揉み、それを半分以下になるまで煎じ、、、と
このどくだみ茶の行程だけでも、どんだけー!(古)というくらいの手間のかけよう。。
どのお料理も、仕込みから時間と手間をかけてつくられたものばかりで、
おためし懐石と言えど、旬の滋味を楽しむことができました。
八十八さん、ご馳走様でした♪

そして問題のクマ、、
殆どの料理は食べられないんじゃないか、手をつけないんじゃないか、
とヒヤヒヤものでしたが、1,2品パスしただけであとは完食ー!
(๑˃̵ᴗ˂̵)و ヨシ!

しかも、トテモオイシカッタと主人に礼を述べている。。
(° ꈊ °)✧˖°オホッ! よい兆し♪

 

そして一行は、次なる天然の水を求め、黒川にある、穴の谷(あなんたん)霊水へ向かいます。
ここは霊験あらたかなお水を求めて全国各地から多くの人が訪れるため、
夜でも人が途絶えることがないそうです。環境庁が選定した「全国名水百選」にも名を連ねています。

ここのお水は古来から難病に効くと言われる霊水。
江戸時代に美濃の白心奉仕がこの洞窟で3年3カ月修業してから全国に霊場として知られるようになりました。
明治30年には霊外悟道禅師が
能登より訪れ3年修行し、真の解脱を得たそうです。
また、昭和32年には
女行者 岡本弘真が広島から訪れ6年修行し、
「この穴の水は入巧徳水だ、病に苦しむ人に飲ませて欲しいとのお告げがあった」と遺言して去ったそうです。

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実際にここのお水を飲んで病人が回復した方が、感謝の意から寄進した地蔵が参道の脇にたくさんあります。
良ーくみると、秋田、岩手、青森・・など、東北地方の方からの地蔵が目につきます。

富山は「置き薬」で有名ですが、その「富山の薬売り」商人が、全国の家庭を巡回した際に、
そこに病人がいると聞けばこの霊水のことを伝えたことからのようです。
富山の薬売り商人は、薬を売るだけでなくて、本当に病人の回復を願って活動していたのだな・・(*˘︶˘*).。.エエハナシヤ・・

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私たちも飲んでみました。やわらかくて甘~い味。
とてもおいち――♪
思わず20リットル入りのポリタンクに詰めて持って帰ろかと。
それを既に読みとったクマが、重いカメラ機材背負いつつ
「誰がそれを下に持って降りるのよ?」的な顔をして私を見ています。
でもちゃんとリフトがあるから大丈夫なんですよ。
ここから全国発送もしてくれるし。
だったら東京に戻って、どうしても欲しかったら送ってもらえばいいじゃん、
今詰めても帰るまでにこの暑さで水が傷むかもしれないしってことで、見送りました。。

 黒川を後にして、次は眼目(さっか)へ向かいます。

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樹齢400年、樹高20m、太さ3mの栂(つげ)並木の参道。
眼目山立山寺(がんもくざんりゅうぜんじ)まで350m続いています。

もう・・ここを歩いているだけで、森林セラピー効果が・・じわぁぁんと・ˇ∀ˇ・ゞ)
さっきまで大汗だらだらかいていたのが、ピタッと止まりました。
気持ちい~い♪♪

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眼目山立山寺(がんもくざんりゅうぜんじ)。
清々しい空気に包まれてます。
時々ここにカモシカが現れるらしく、出合えたら幸せが訪れるんだって(° ꈊ °)✧

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私のナイスショットに顔を出すおちゃめなクマ(初公開)↑↑

大徹(だいてつ)禅師が、きこり姿の白髪老人で現れた立山権現と7日間対坐・問答を行った石、
座禅石(ざぜんいし)を眺めながら、しばし物思いに耽る・・
ここはいいわ・・好きだわ・・癒されるわ・・・

あれっ、またクマがいない。
またシューティングスポット探しにいったんだな。
旅に来ててもいつも通り、だいたいバラバラ~な私達。
まあ、食べることだけちゃんとやってくれてればそれでいいんだがね、私は。

そんなクマの様子を見てか、友人が見せてくれたの絶景シューティングスポット。

午後の日差しが当たって一面金色に輝くライスフィールド!
日本の原風景がここに!

としばし一同、シューティングタイム・・

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それから上市を出て今度は海を見に、魚津港へと向かいます。

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この魚津港で水揚げされたばかりの魚は、すぐに隣にあるマーケットの鮮魚即売コーナーに並びます。
しかも、その場でお刺身で食べることもできるなんて、ステキ過ぎませんっ?(≧▽≦)

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初めてみるようなお魚もずらりと並んでます。全部新鮮そのもの!!
・・・ん?!この海ソーメンって黒い物体、なんだろか。↑↑

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富山名物のかまぼこ。こちらのかまぼこは板に乗せません。昆布で巻くのです。 

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 こんなめでたいのもあります。

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クマはこの船の旗がツボだったようで。「欲しい~」と。
でもさ、仮にこれが手に入ったとして、どうすんのよ?!
お気にの藤圭子のLPジャケの隣に貼るんじゃあるまいね(°ω°)

ここではお土産用に富山名物「白エビ煎餅」と「昆布巻きかまぼこ」を購入。
陽も落ちてきたので、お宿へ戻ります。

本日のお宿「だんごや」さんに戻ったら、そっこーお風呂の用意して、近くにある大岩湯神子温泉へダーッシュ!─=≡Σ((( つ•̀ω•́)つ

母屋を建て替えたのか、まだ新しくて清潔感いっぱい。
なのに、人がいなーい。露天も内風呂も完全貸し切り状態でした♪
っていうか、今日はどこへいっても、ほとんど観光客に出会わなかったな・・
まだ夏休み真っ最中だというのに。
友人が言ってたように、観光地としての上市はまだまだ知られていないんだろうな・・

⊂∬二Γ(´∀`)二∬⊃イイユダナー

はぁ~いいお湯でした♪
またまた急いで宿へダーッシュ!─=≡Σ((( つ•̀ω•́)つ

夕ご飯間に合った~

お部屋に運ばれてくる夕食のお皿が広いテーブルを埋め尽くします。
まずは富山湾で獲れたお刺身の盛り合わせ、山菜料理、天ぷらでスタート。

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おかみさんお手製のごま豆腐。つるんとして味が濃厚♪

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岩魚の塩焼き。脂がのっていて全然泥臭さがありませんでした。

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じゃじゃーん、ついに名物そうめんの登場!
しかもごはんと共に!(こちらでは汁ものの代わりなんだそう)
「ダブル炭水化物か!」と驚いたものの、結局汁も全部飲みほし納得。
そうめんも美味しいが、主体は汁かもしれないと。

ああ・・もぅ・・動けない。
温泉も入ったし~ビールも飲んだし~
このままごろんと横になったまま寝てしまいたい_(ˇωˇ」∠)_ スヤァ…
と、至福のトキをかみしめていたらば。
クマが夜の撮影に行くという。
いってらっしゃい。



・・・・

 

わかったよ、行くよ行きますよ。行けばいいんでしょう。

で、しぶしぶ外に出たらば。

なんてステキなライティング~

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上はどーなってんだと、わしわし本堂への階段を上っていくクマ。
私は温泉効果ですっかりヘタレてたんで、階段を上る力も入らずただ見守ってました。

で、一日目、無事に終了。
あ~ホントにここ来て良かったな♪♪

・・・と、ここまでは、全く順調でした。

夜更け、ピシピシと窓を激しく叩く雨音を聞くまでは。

~富山県・上市町を訪ねて~2日目に続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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